〜天幕日和〜

道志の森キャンプ場の「その2」です。

昨夜はガスバーナーを忘れたせいで白飯が食べられなかったこともあり、21時前には就寝。

夜勤明けだったので、小さな滝のそばのサイトではありましたが大きな水音に眠気が勝りあっという間に落ちました。

しかし、歳のせいか目覚めるのも早い。なんと午前1時頃には目が覚めてしまいました。


テントの中は14℃。それほど寒くなかったような・・・

トイレに行きがてら空を見上げると、きれいな星空が

こんなこともあろうかと、今回はバイクでしたが三脚を積んで参りました

深夜の星空撮影訓練のスタートです。

30分程の間に、いろいろ設定を変えて20枚ほど撮影しましたがどれもイマイチでした。

カメラ（XZ-1）のモニターではたくさん星が見えていたのに、帰宅後PCに取り込んでPCのモニターで見てみるとあまり星が写ってない・・・謎です。


↑これが一番まともだった写真
シャッター速度:15秒、ISO感度:800、フォーカスモード:AF



撮影会の間にすっかり体が冷えてしまい、いそいそとテントに戻りますがこのときトラブル発生。

前室のファスナーを閉めようとしたらファスナーが噛んでしまい、ニッチもサッチもどうにもブルドッグ・・・



サラダ油を取り出し噛んだ箇所近辺に垂らしてやると少しだけ動きましたが、かえって状況を悪くしたような気も・・・


深夜2時に狭い前室に身を屈めファスナーと格闘するおやじ・・・シュール

必死に直そうとしながらも頭の片隅で「次はドーム型？モノポール？」なんて考えてみたり・・・

10分程で寒さと腰の痛みに耐えられなくなりギブアップ。そのままシュラフに潜り込みました。

その後は寒さで熟睡できず、うつらうつらしながら夜明けを待ちました。


朝5時でテント内12℃。外は10℃前後でしょうか。

5時半までシュラフの中で粘りましたが、あまりの退屈さに耐えきれず寒いの覚悟でテントの外へ。

まず最初に、ファスナーとのリベンジ戦です。今度は前室側からではなく外側から攻めてみました。すると、割と簡単に修復することができました。よかったぁ


続いて朝のお散歩です。

管理棟裏手のバンガロー広場からさらに奥の山の方へと向かいます。

6時を過ぎ日が出てくると少しあったかくなってきました。


いかにも造成中といった景色が広がりますが、ずーっと向こうの方まで林道が続いています。

「行けるところまで行ってみたい」という探求心と「あんなとこまで行ったら帰ってくるのが大変だな」と考える良識が激しくぶつかります。

するとどうでしょう、両者の想いを丸く納める解決策が導き出されたではありませんか！

「あとでバイクで来よう」足取りも軽く引き上げました


帰り道、管理棟のそばまで行ってwi-fiをお借りしスマホにツイッターのTLをダウンロードしました。自分のサイトではauのガラケーの電波は入るのに、イオンスマホ（geanee FXC-5AにIIJmioのsim）には電波が入りませんでした。mvnoだからなのか3GだからなのかよくわかりませんがiPhoneなら入るのかな？


1時間少々の散歩から戻り朝食の支度にかかります。


今回初めてパンを採用してみました。ガスバーナーを忘れたので、いつものご飯やラーメンだったら朝食抜きになるところでした。危ない危ない。


やっとこいつの出番が来ました。





おかずは、ご飯にもラーメンにもパンにも使える万能食材「ウィンナー」。

大きな不満はあのパンパンに膨れたパッケージ。どうしてあんなに空気だらけで包装しないといけないのでしょうか？積載スペースがもったいないったらありゃしません。でも空気を抜いてキャンプに持ってくるのはなんだか不安・・・


200cc弱の水が何分で沸くか計ってみました。なかなか優秀。でも燃焼時間は短いですね。このあと1分少々で消えてしまいました。


コーンポタージュ（ウィンナーの出汁が効いてる！）も用意し、中々見映えのいい朝食になりました。あとフレッシュジュースとスクランブルエッグがあれば帝国ホテルの朝食と見分けがつきませんね


7：20で11.9℃。まだ寒い。


食後に燃料をもう一つ使ってコーヒーを入れました。湯が沸いた後、燃料が余ったのですがどうしてよいかわからず無意味に燃焼させ続けました。

パンの朝食、楽でいいですね


調理器具などを片付けていると周囲のテントサイトにも日が差すようになってきました。


しかし、うちのサイトには日は差さず・・・私が東かも？と思っていたプール方向は真逆の西でした。だから一段下のサイトはこんなに日当り良好。スマホアプリを信じるべきでした。

今回のキャンプの目的の一つは「日光浴」です。そのため、のんびり日光浴できそうな日当たりのよい場所を探します。

自サイトからプールとは反対方向の上流側（東側）へと歩いてみると・・・ありました！


自サイトから4段ほど上のサイトです。日当たり良好で周囲に他のキャンパーの姿は見えません。


眺めもバツグン！


自サイトからチェアと冷たいお茶とスマホとスピーカーを持ってきて日光浴開始

※音鳴り注意

BGM1曲目

太陽の下では選曲もになりますね。

にしても、bluetoothスピーカーは楽でいいですね

OmakerM4 bluetooth スピーカー お風呂にも使える防水スピーカー iPhone/iPhone6/iPhone6plus/iPhone5s/iPad/ipod/スマホ対応なポータブルスピーカー(オリーブグリーン) [並行輸入品]


目を閉じたり景色を眺めたりしながらの小一時間の日光浴でした。太陽と森と水と音楽のパワーを吸収し元気になったような気がします。


元気になったところで、朝の散歩での宿題にとりかかりました。「行けるところまで・・・」のアレです。

出発してちょっと走る間に慣れない砂利道で何度かコケそうになり「バイクで来るんじゃなかった」と後悔しますが、「今さら戻れるか！」とそろりそろりと突き進みました。

ブルドーザーの脇を抜け木立の中に入りぐるーっと右に回り込みながら坂を上ると景色が一変しました。ここまでは「造成中」の雰囲気満々だったのですが、突然目の前にテントサイトのような景色が現れたのです。

「えっ、こんな果ての果てにサイトがあったの？？？」なんと、実際にテントを張っている方もいらっしゃいました！

こんな桃源郷のような秘密のサイトがあったのか！と思ったのですが、なんだか見覚えあるような気も・・・

行き止まりになると思っていた砂利道はこの先もまだ続きがあり、ここから先は下り坂になっています。えっ？下るの？どこに？？もしかして？？？

やっぱりそうでした。どうりで見覚えあると思ったら、ここはプール脇のトイレの先からプールを見下ろすように登って行く山道のてっぺんでした。

今まで気付きませんでしたが、プールの東側・西側からそれぞれ北方向に登って行く山道が実は山の頂上で繋がっていたのです！


（A3とA4の赤丸部分が実はその先で繋がっていたというお話）

道志の森さんのWEBサイトに載っている場内マップでは途中で通行止めの表示がしてあるので、まさかここがこんな風に繋がっているとは思いませんでした。

これは大発見！危険を冒した甲斐がありました。早くも日光浴効果が表れたようです

この山岳周回コースはジョギングやお散歩や肝試しにぴったりかも知れませんね（行かれる方は自己責任でお願いします）


このあと撤収作業に入りましたが、昨日チェックインの時におかみさんから「明日はゆっくりどうぞ」と言っていただいていたので、時間を気にせず慌てずのんびりと作業することができました。

結果、本来のチェックアウト時間の12時前にチェックアウトしたわけですが、時間を気にしつつ慌てて作業するのと、のんびり作業するのとでは精神的負担に何倍も差があります。おかみさんの一言で最後までキャンプ場での時間を楽しむことができました


最後の最後にヘリノックスチェアとSOTOのホッパーの応接セットを仕舞うのですが、ホッパーのケースが見当たりませんでした。多分、荷物のどこかに紛れたんだろうと思いつつキャンプ場をあとにしましたが・・・



田んぼの稲はまだ植えたばかりのようですが、この日はもう初夏の匂いがしました。


でも空には何故かまだまだ元気な鯉のぼり・・・道志村の時間はゆっくりと流れるのでありました

14時前に無事帰宅。ホッパーのケースは出てきませんでした・・・とさ


長々ととりとめのない文章にお付き合い下さいまして誠にありがとうございました

「その3」では、道志の森キャンプ場の美しい（？）風景写真たっぷりの記事を作成しますので、よろしければ覗いてやって下さいまし。