2015年07月22日
奥多摩 海沢三滝まで滝汗早朝ツーリング

ツーリング業界では「夏は曙」と言うとか言わないとか。(どっちやねん!

ということで、今年も早朝ツーリングの季節がやって参りました。

少し出遅れましたが、早朝5時半出発です。
行先はRGTCも贔屓にしている奥多摩。走るだけではもったいないので滝見物も取り入れてみました。
行きのルートは相模川西岸沿いを北上し小倉橋を渡って東岸へ。

小倉橋のたもとでトイレ休憩(ちゃんとトイレでしてますから!
)。
5日前の台風の影響でしょうか、川の水が茶色く濁っています。
法政大学の横を通り八王子霊園を抜け梅ケ谷峠を越え多摩川南岸沿いの吉野街道を進みます。
古里駅手前で川の北岸へ渡り青梅街道へ。

ものすごい水煙が見えたので脇道に逸れると白丸ダムがありました。道路脇に展望台が設置されていましたが、そこからは水煙は見えず。ここにもトイレありました。

今度は川面からもくもくと立ちのぼる湯気のようなもやのような白いものが見えたので、目に入った橋へ寄り道。数馬峡橋という細い橋からパチリ。たまたま通りかかった地元のおじさんが「今日はだいぶ増水してる」と教えてくれました。しかし、相模川のように濁ってはいませんでした。

川面の白いのわかりますか?これなんでしょう?

海沢大橋を渡り海沢川沿いの脇道へ入ります。目印はアメリカキャンプ村の看板。しかし「アメリカキャンプ村」とは豪快なBBQが食べられそうな名前ですね。帰宅後調べたら映画「リング」のロケで使われたログハウス(呪いのビデオを観たあのログハウス!?)があるんだとか


砂利や木の枝が散乱しところどころ小川が流れる悪路を10分ほど走行し、ようやく海沢三滝への入り口に着きました。ここまでだいたい3時間です。
ここからいよいよ三滝の見学です。


海沢三滝とは下流側から「三ツ釜の滝」「ネジレノ滝」「大滝」を言います。
事前の下調べでは、3つの滝すべてを見ると往復2時間ほどの山歩きだとか。ツーリングのオプションにしてはヘヴィーですが、元山岳部員の血が騒ぎます。
途中でコーヒー(インスタント)を沸かせるようラーツー装備一式をリュックに詰め担ぎます。まだ早朝で涼しかったのでライジャケも着たまま出発しました(あとで激しく後悔・・・)。

8:24
東屋の奥に登山道?があります。

途中にはこのような道案内の標識が立ってます。
あれっ?四滝!?実は「不動滝」という滝が大滝の上流にあるらしいのですが、道が険しく危険なのでシロウトは行かない方がいいみたいです。あと、苦労して見に行った割には四滝中一番落差が低くショボイという噂も・・・

エントランスからアドベンチャー感満載!

続いて現れた標識には三滝と。

前方に階段が見えたら最初の滝「三ツ釜の滝」はすぐそこです。

8:30
階段の横に「三ツ釜の滝(落差約20m)」が見えました!入口から5分ほどで着いてしまったので、ちょっと拍子抜け。
滝壺のことを「釜」と呼ぶことがあるそうで、釜(滝壺)が3つある3段の滝ですね。

3段であることがよくわかる写真を撮りたかったのですが、増水しているせいでしょうか対岸に渡れずこれが精いっぱい。

濡れた手すりにつかまり階段を上ります。軍手してくればよかった・・・

下段の釜

中段の釜

上段の釜

8:43
あれっ?もう一つ釜がある・・・どういうことでしょうか???
見なかったことにして二つ目の「ネジレノ滝」へ向かいます。

登山道はこのような木の根っこがむき出しで、その上濡れているのでツルツル滑ってとても歩きにくかったです。

8:49
三ツ釜の滝最上部から3分ほど歩くと分岐があらわれます。

大滝へは右。ネジレノ滝は左。左へ進みます。

下りです。

けっこう急な下り。

8:54
一瞬道がわからなくなりましたが、よく見たら川沿いに小道がありました。

8:56
再び分岐。入口のところにあった「周辺図」と合ってます

ネジレノ滝は左手です。

8:58
突然あらわれる背の高さほどの絶壁。これが入り口の「周辺図」にあった「二枚岩の乗り越し」でしょうか?木につかまってよじ登りました。
絶壁を超えると勢いのある水音が聞こえてきます。

あれがネジレノ滝かな?
ねじれてる?と思いながら近づくと・・・

9:01 ネジレノ滝(落差10mほど)到着。ねじれてました!
滝壺全体がドームのような形状をしているので、滝の音がエコーがかかったように響き渡っていました。ちょっと怖かった・・・
続いて3つ目の「大滝」を目指します。
「周辺図」によると大滝へのルートは先ほどの分岐に戻ることになっているのですが、戻った記憶がない・・・

9:13
こんな初めて見る標識があらわれました。ネジレノ滝からここまでどうやって来たんだろう?実はもう暑さと疲労でかなりバテてました
とにかく左手「大滝」方面へ。

9:15
またもや絶壁あらわる!今度のは3mぐらいあったでしょうか。ロープまで備え付けられていました。上りはロープを使わずに行けましたが下りではしっかりお世話になりました。

9:18
ここでも進む方向がわからなくなりましたが・・・

目印のように木の枝が置かれています。その先を見ると道らしき跡が見えたので進みます。

9:21 広場のような開けた場所に出ました。

近くの標識でルートを確認します。

大滝へはこの急な坂を下るようです。下の方から滝のような音も聞こえてきます。

滑りやすい急坂を下ると滝の音がどんどん大きくなり、ついに大滝の姿が見えました。

さらに下ります。これは帰りが大変だ・・・

9:29 大滝到着。

落差約30m
滝に近づくと気温が2~3℃下がるのがはっきりとわかります。
汗だくになっていたので、リュックをおろしライジャケを脱いで少し涼みました。コーヒーどころじゃなかったです。なんのために重い荷物を背負ってきたのか・・・


30分ほど大滝の前で休憩したでしょうか。山の中を歩き出してからここまで誰にも会いませんでした。ずーっと一人。
まさか東京に熊はいないだろうと思っていたのですが、帰宅後調べたところここ大滝付近でもツキノワグマの目撃情報があってちょっとゾッとしました。
さて、大滝の冷風でやっと少し涼しくなったので下山することにします。しかし、まずは急な登り坂。帰りはもう足がヘロヘロで転ばないことだけを考えて歩きました。三ツ釜の滝近辺まで下ってきてようやく人に会いました。

10:34
駐車場に到着。だいぶ車が増えてます。

ブーツとジーンズの裾は泥だらけ。

バイクでもコケないよう慎重に下りました。

海沢川沿いの海沢キャンプビレッジを偵察?

こちらはアメリカキャンプ村

送迎付きのキャンプ場か。
帰路は檜原街道から栗坂トンネルを抜けて藤野に出て牧馬峠-宮ヶ瀬経由で帰宅。

相模湖では33℃の表示。暑い時間帯を避けるための早朝ツーリングですが、欲張ると意味がない・・・。信号待ちの間は灼熱地獄でした。

青野原キャンプ場で子供たちが川で泳いでいるのが見えました。羨ましかったな~
そんなこんなで14時半帰宅。9時間で約200km(内2時間は山歩き)の早朝欲張りツーリングでした
奥多摩には滝が20~30ぐらいあるようなので、また別の滝にチャレンジしてみたいと思います。
小倉橋のたもとでトイレ休憩(ちゃんとトイレでしてますから!

5日前の台風の影響でしょうか、川の水が茶色く濁っています。
法政大学の横を通り八王子霊園を抜け梅ケ谷峠を越え多摩川南岸沿いの吉野街道を進みます。
古里駅手前で川の北岸へ渡り青梅街道へ。
ものすごい水煙が見えたので脇道に逸れると白丸ダムがありました。道路脇に展望台が設置されていましたが、そこからは水煙は見えず。ここにもトイレありました。
今度は川面からもくもくと立ちのぼる湯気のようなもやのような白いものが見えたので、目に入った橋へ寄り道。数馬峡橋という細い橋からパチリ。たまたま通りかかった地元のおじさんが「今日はだいぶ増水してる」と教えてくれました。しかし、相模川のように濁ってはいませんでした。
川面の白いのわかりますか?これなんでしょう?
海沢大橋を渡り海沢川沿いの脇道へ入ります。目印はアメリカキャンプ村の看板。しかし「アメリカキャンプ村」とは豪快なBBQが食べられそうな名前ですね。帰宅後調べたら映画「リング」のロケで使われたログハウス(呪いのビデオを観たあのログハウス!?)があるんだとか


砂利や木の枝が散乱しところどころ小川が流れる悪路を10分ほど走行し、ようやく海沢三滝への入り口に着きました。ここまでだいたい3時間です。
ここからいよいよ三滝の見学です。


海沢三滝とは下流側から「三ツ釜の滝」「ネジレノ滝」「大滝」を言います。
事前の下調べでは、3つの滝すべてを見ると往復2時間ほどの山歩きだとか。ツーリングのオプションにしてはヘヴィーですが、元山岳部員の血が騒ぎます。
途中でコーヒー(インスタント)を沸かせるようラーツー装備一式をリュックに詰め担ぎます。まだ早朝で涼しかったのでライジャケも着たまま出発しました(あとで激しく後悔・・・)。

8:24
東屋の奥に登山道?があります。

途中にはこのような道案内の標識が立ってます。
あれっ?四滝!?実は「不動滝」という滝が大滝の上流にあるらしいのですが、道が険しく危険なのでシロウトは行かない方がいいみたいです。あと、苦労して見に行った割には四滝中一番落差が低くショボイという噂も・・・

エントランスからアドベンチャー感満載!

続いて現れた標識には三滝と。

前方に階段が見えたら最初の滝「三ツ釜の滝」はすぐそこです。

8:30
階段の横に「三ツ釜の滝(落差約20m)」が見えました!入口から5分ほどで着いてしまったので、ちょっと拍子抜け。
滝壺のことを「釜」と呼ぶことがあるそうで、釜(滝壺)が3つある3段の滝ですね。

3段であることがよくわかる写真を撮りたかったのですが、増水しているせいでしょうか対岸に渡れずこれが精いっぱい。

濡れた手すりにつかまり階段を上ります。軍手してくればよかった・・・

下段の釜

中段の釜

上段の釜

8:43
あれっ?もう一つ釜がある・・・どういうことでしょうか???
見なかったことにして二つ目の「ネジレノ滝」へ向かいます。

登山道はこのような木の根っこがむき出しで、その上濡れているのでツルツル滑ってとても歩きにくかったです。

8:49
三ツ釜の滝最上部から3分ほど歩くと分岐があらわれます。

大滝へは右。ネジレノ滝は左。左へ進みます。

下りです。

けっこう急な下り。

8:54
一瞬道がわからなくなりましたが、よく見たら川沿いに小道がありました。

8:56
再び分岐。入口のところにあった「周辺図」と合ってます


ネジレノ滝は左手です。

8:58
突然あらわれる背の高さほどの絶壁。これが入り口の「周辺図」にあった「二枚岩の乗り越し」でしょうか?木につかまってよじ登りました。
絶壁を超えると勢いのある水音が聞こえてきます。

あれがネジレノ滝かな?
ねじれてる?と思いながら近づくと・・・

9:01 ネジレノ滝(落差10mほど)到着。ねじれてました!
滝壺全体がドームのような形状をしているので、滝の音がエコーがかかったように響き渡っていました。ちょっと怖かった・・・
続いて3つ目の「大滝」を目指します。
「周辺図」によると大滝へのルートは先ほどの分岐に戻ることになっているのですが、戻った記憶がない・・・

9:13
こんな初めて見る標識があらわれました。ネジレノ滝からここまでどうやって来たんだろう?実はもう暑さと疲労でかなりバテてました


9:15
またもや絶壁あらわる!今度のは3mぐらいあったでしょうか。ロープまで備え付けられていました。上りはロープを使わずに行けましたが下りではしっかりお世話になりました。

9:18
ここでも進む方向がわからなくなりましたが・・・

目印のように木の枝が置かれています。その先を見ると道らしき跡が見えたので進みます。

9:21 広場のような開けた場所に出ました。

近くの標識でルートを確認します。

大滝へはこの急な坂を下るようです。下の方から滝のような音も聞こえてきます。

滑りやすい急坂を下ると滝の音がどんどん大きくなり、ついに大滝の姿が見えました。

さらに下ります。これは帰りが大変だ・・・

9:29 大滝到着。

落差約30m
滝に近づくと気温が2~3℃下がるのがはっきりとわかります。
汗だくになっていたので、リュックをおろしライジャケを脱いで少し涼みました。コーヒーどころじゃなかったです。なんのために重い荷物を背負ってきたのか・・・



30分ほど大滝の前で休憩したでしょうか。山の中を歩き出してからここまで誰にも会いませんでした。ずーっと一人。
まさか東京に熊はいないだろうと思っていたのですが、帰宅後調べたところここ大滝付近でもツキノワグマの目撃情報があってちょっとゾッとしました。
さて、大滝の冷風でやっと少し涼しくなったので下山することにします。しかし、まずは急な登り坂。帰りはもう足がヘロヘロで転ばないことだけを考えて歩きました。三ツ釜の滝近辺まで下ってきてようやく人に会いました。

10:34
駐車場に到着。だいぶ車が増えてます。

ブーツとジーンズの裾は泥だらけ。

バイクでもコケないよう慎重に下りました。

海沢川沿いの海沢キャンプビレッジを偵察?

こちらはアメリカキャンプ村

送迎付きのキャンプ場か。
帰路は檜原街道から栗坂トンネルを抜けて藤野に出て牧馬峠-宮ヶ瀬経由で帰宅。

相模湖では33℃の表示。暑い時間帯を避けるための早朝ツーリングですが、欲張ると意味がない・・・。信号待ちの間は灼熱地獄でした。

青野原キャンプ場で子供たちが川で泳いでいるのが見えました。羨ましかったな~
そんなこんなで14時半帰宅。9時間で約200km(内2時間は山歩き)の早朝欲張りツーリングでした

奥多摩には滝が20~30ぐらいあるようなので、また別の滝にチャレンジしてみたいと思います。
Posted by 幕張まっせ at 07:30
│奥多摩