道中の見どころは2ケ所。「
御池」と「御池山隕石クレーター」だ。
御池は写真を見る限りでは「行ってみたい!」と思う場所なのだが駐車場から徒歩で片道1時間ほどかかるということなので今回はパス。
一方クレーターには興味はないのだが、エコーライン沿いに展望スポットがあるようなので、とりあえず見ておくことにする。
道幅1.5車線ほどの南アルプスエコーラインを時々景色を眺めながら慎重にドライブする。
11:43 クレーター展望スポットに到着。
下栗の里から9kmほど走った場所だ。慎重に運転してきたがグーグルナビの予想に反し30分弱で着いてしまった。何もないただの広場だ。おそらくここが撮り☆たちの間で「土捨て場」と呼ばれている星空撮影スポットでもあるのだろう。
道路脇の入り口には立派な看板が立っていた。
道中、「落石注意」の標識がいくつもあったが、もしかして隕石のことを言っていたのだろうか・・・?
とりあえず、谷間を覗いてみるがよくわからなかった。
11:50 先ほどの看板にある「①道路沿いビューポイント1830m」
手前の木が邪魔でとても「全景」なんて見えやしない。ここは想像力が試される場所のようだ。
少しモヤモヤしながら、もうすぐそこのゴールを目指し走りだす。
まもなくハイランドしらびそに到着したがスルー。天気がいいのでちょっと先のしらびそ峠まで行ってみることにした。
12:08 しらびそ峠1833米
突然見知らぬおじさんに「聖岳はどれですか?」と聞かれた。待ってました!「ちょっと待ってください」と答え、こんなときのためにと用意していた「山カメラ」なるアプリをおもむろに起動画面に映る山の名前が表示されるわけだが、カメラを向けた方角に山が多すぎて表示が重なってしまいさっぱり読み取れない「すいません、わ、わかりません・・・」
12:17 ハイランドしらびそが見えた。下栗の里を出発してから途中3カ所で寄り道したが、グーグルナビの予想2時間20分より全然早く1時間で到着。
下栗の里方面から来た場合、本来ならこのように見える。
ホテルは外壁の工事中だった。右の青っぽい屋根の建物は有料の公衆トイレ。駐車場へは建物の向こう側に回りこむ。
駐車場の正面がホテル入り口。「標高1,918m」が自慢のようだ。
ここにも1918m。
ハイランドしらびそのフロントでキャンプ場の受付をしてもらう。
事前にネットで
予約状況を確認したら8月30日と31日が満員だったので、9月1日で念のため予約を入れておいた。料金は3,600円わかってはいたがソロにはかなりお高い(4人でも3,600円なのでファミキャン・グルキャンなら)。過去最高値更新だ。
料金は後払い。チェックアウトのときにこの札↑をフロントに返却し料金を支払う。フロントにあった注意書きには11:00を1分でも過ぎるともう一泊分の料金を徴収すると書いてあった。怖すぎ・・・
キャンプ場利用者はホテルの大浴場を200円で利用できる(一般は500円)のだが、時間が17:30までというのはちょっと残念。夕食の間に湯冷めしてしまいそうだ。
それと、カラスに注意するよう言われた。人がいない間にクーラーボックスのフタを開けて食料を盗んでいったカラスがいたらしい。ほんとにカラスなんだろうか?
自分に割り当てられたサイトはA-11・・・ビミョーこの日の他の利用者はA-6付近にファミ一組とBサイトにバイクソロ一人だった。
チェックインが済んだので車でキャンプ場へ移動する。距離的には5~600mなのだが、かなり下る。
車で坂を下りながら、ふと思った。こんなに下ったら、キャンプ場の標高はもしかして1,900mないんじゃない?
キャンプ場のwebサイトには、一番初めにこう書いてある。「標高約1,900mのしらびそ高原にある山岳オートキャンプ場です。」
言い回しが微妙だ。いや、巧妙と言ってもいいかも知れない。「キャンプ場の標高が1,900m」とは言っていないのだ。しかし、これを読んだ人の多くはキャンプ場の標高も1,900mあると思うだろう。
帰宅後、とあるサイトで調べてみて驚いた。なんとハイランドしらびその玄関前の標高が1,904mしかないのだ。玄関前の大きなモミュメントに1,918mと書いてあるのはいったい何なんだ?とあるwebサイトが間違っている可能性もあるので、とあるwebサイトでしらびそ峠の標高を調べてみた。1,834m。誤差1mだ。とあるwebサイトは信用してよさそうだ。今度はキャンプ場の高度を調べてみた。A-11付近で1,893m。やはり1,900mを割っていた。しらびそ高原山岳オートキャンプ場の標高は1,900mには届いていなかった。だからなんだとは言わないで欲しい。
A-11に到着。キャンプサイトには自分以外には誰もいない。サイト脇の駐車スペースに車を停めた。
サイト前の通路を登ると高台に東屋がある。
サイトの背後は山。雨が降ると雨水がじゃあじゃあ流れてきそうだが・・・
サイト正面には白樺ごしに南アルプス南部の山々が見える。(9月2日8:00撮影)
すべてのサイトに直火用のかまどが設置されていた。
実は駐車したときに悲劇が起きていた
駐車スペースの端の方に地面から突き出た細い切株のようなものがあったのだが、これに気付かず後退した結果・・・
リアバンパーが・・・割れたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
A-11を利用する方はどうか気を付けていただきたい。
13:30頃 設営完了。車も安全な場所に移動した。
東屋に登るための通路なので駐車しても他の客の迷惑にはならないだろう。A-6に入る予定のファミキャンさんとの間の目隠しにもなる。
ちょうどネトフリで「ストレンジャー・シングス」を見始めたところだったので「11」という数字にはドキッとした(イレブンと言う名の超能力少女が登場する)。
面白くてシーズン1一気見してしまった。オススメ
新しく購入した北鷲のチェア初投入。前室で使うと頭が天井につくのでは?と心配だったがセーフ。それでもやはりデカイ。座り心地はよく、腰痛にもならなかった。
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14時で25.1℃。「標高100m上昇するごとに気温0.6℃下がる」の公式に当てはめると標高0mでは36.5℃になっているはず。ここが1,900mだとしてだが。
到着したころは曇り空だったが、また晴れてきたのでしばし敷地内を散策。
敷地内の高台から撮影。もう、どっちの方角を撮ったのかさえわからない・・・。しらびそ高原からは南アルプスはもちろん、中央アルプスや北アルプスまで見えるらしい。
サイトに戻ってきた。
14:50 昼食が早かったので小腹が減りおやつタイム。そして風呂に行く前の水分補給。
100円ショップでなんとなく買った踏み台。やはりこうやって使うのが正解のようだ。
このあとやることと言ったら、風呂入って、ご飯食べて、サンセットを眺めて、寝て、夜中に起きて星空撮影してまた寝る。これだけだ。風呂は17時半までで、日没時間はフロント係に聞いたら18時半と言っていたがもう少し早いような気もする・・・キャンプ場内はケータイの電波が入らないので、ちょっとした調べものもすることができず不便だ。とりあえず18時で考えておこう。食事はサンセット前に終わらせたい。
まずは風呂だ。
先ほどの散策でホテルへの近道を見つけたので歩いて行くことにする。
ホテル方面への車道を200mほど上ると(東屋が小さく見える)
こんな獣道が現れる
獣道を登りきると
機関車のところに出る。広場の向こうがホテルだ。
大浴場は1階。
風呂に行くと、学生風のお兄さんが3人いたが、洗い場で体を洗っているうちに上がってくれたので、一人で悠々と湯につかることができた。風呂はそれほど広くはないが、とても清潔で気持ちが良かった。2010年にリニューアルしたばかりらしい。
風呂から戻るといい時間になっていた。陽が当たらなくなるとやはり肌寒い。湯冷めしないよう早めに着込んだ。懐かしのfamのミニ焚き火台で炭起こし。
新東名のPAで買っておいたアヒージョを温めてつまんだが、塩味が弱くイマイチだった。
メインのおかずは寄せ鍋(写真なし)。
やっと「少年時代」も聴くことができた。「青空に残された 私の心は夏模様」
食事が終わると大分空が暗くなっていた。サンセットポイントまでは少し距離があるので車で行くことにした。
サンセットポイントはハイランドしらびそ敷地の一番奥にある。
夜は星がたくさん見えるので有名な星空撮影スポットでもあるらしい。ホテルの駐車場で勝手に車中泊して星空撮影する輩が増えたため、現在は有料(2,000円)で駐車場での車中泊を認めているようだ。
昼間、下見しておいたときの写真。奥に薄く見えるのが中央アルプスだろうか。フロント係の話では、中央アルプスに沈む夕日だけではなく、夕日に染まる南アルプスも美しいということだった。しかし、ここから両方を見ることはできない。時間的にはまず南アルプスが夕日に染まり、その後中央アルプスに日が沈むという流れになると予想し、最初に駐車場裏にある南アルプス展望台に行ってみた。遅すぎたのかただ暗いだけだったので、サンセットポイントに移動し日没を待った。
18:12
18:13
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18:14
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18:15
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18:16
18:17
18:17
肉眼でもはっきりとわかるほどのスピードで沈んでいった。こんなにまじまじと見る機会は滅多にないのでちょっと感動した。自分以外の観客は二人だけだった。
寒い!まだ早い時間だがテントに入りシュラフに潜り横になった。
目が覚めた。トイレに行って空を見上げると物凄い星空だった。
懲りもせずコンデジで星空撮影に挑んだ。
星空撮影に強いG9 X買ったらまた来よう(車中泊で・・・)
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2:28 星空撮影会終了。フライシートは結露でびっしょり。
夜間は3枚着込んでシュラフに潜っていたが、それでも少し寒く感じた。
外が明るくなってきたので活動開始。
日の出狙いで南アルプスが見える展望台へ移動し待機。
5:37 なんと今朝は雲一つない快晴。宇宙まで見えそうだった。
少し山の名前をお勉強。
ちょっとアングルが変わるともうわからない・・・
5:49 ご来光きたっ!
朝日に輝く中央アルプス方面を・・・と思ったが、そうでもない。
ご来光を拝んだら、急いでテントに戻った。今日は忙しい。今晩と明日の天気によっては今日中に八ヶ岳でプチ登山して家まで帰ることになるかも知れぬのだ。
6:34 朝食はマルタイ棒ラーメン
食べたら急いで撤収作業。
8:40 フライシート表裏両面の結露に苦戦し、生乾きっぽい状態で撤収完了。
9:04 フロントでチェックアウト手続きを済ませ出発!1日目の走行距離は354.8km。
天気予報では今晩も明日も八千穂高原は晴れのようだ。予定通り駒出池キャンプ場を目指すことにした。
~「
その3」でしらびそ高原山岳オートキャンプ場の施設紹介をします~
~駒出池キャンプ場のキャンプレポは「
駒出池キャンプ場 その1」へ続きます~
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