〜天幕日和〜

房総半島　2泊3日キャンプツーリングの2日目です。

昨夜、アホみたいに早く就寝したので、4時には完全に覚醒していました。5時ごろまではテントの中で静かに過ごし、外が少し明るくなったところで、キャンプ場内の写真撮影へ。（キャンプ場の詳細は別記事で）

その後、早めにコンビニのサンドイッチで超簡単な朝食を済ませました。

今日（10月1日）は、九十九里浜沿いに南下し、館山市の「お台場海浜庭園キャンプ場」を目指します。

距離的には150km程なので、途中で海を眺めたり、海の幸を食べたりしながらのんびり行く予定でしたが、天気予報によると午前中は雨に降られそうな気配・・・。午後になると晴れるようです。

困りました・・・。そして悩みました・・・。

雨が降る前に撤収して雨の中を走るか・・・
雨が止むのを待って出発するべきか・・・

「雨雲レーダー」と「雨雲の動き」を交互に何度も見ては、雨に濡れずに済む黄金パターンを必死にシミュレーションしますが、どうやっても雨から逃げられそうにありません。

7時頃に見た雨雲レーダーでは、1時間後には雨が降り出しそうだったので、大急ぎで撤収を始めました。予想より早くパラパラ降り出しましたが、装備を少し濡らす程度で撤収を終えることが出来ました。今夜もテントで寝るので、インナーやシュラフは絶対に濡らしたくありませんでした。ぎりセーフ！

撤収は終えたものの、まだ出発のタイミングを決めかねていました。

管理人さんにお願いして、屋根のあるバーベキュー場をお借りし一人で作戦会議です。雨が少し強くなってきたので仕方なくカッパの上下を着込みましたが、これで決心がつきました。「どうせ降られるんだったら、早く出発して早く目的地に着く方がいい。」そう心の中でつぶやいてから出発しました。9時頃でした。

2日目のルートです。

当初は房総半島最南端の野島埼灯台まで行く予定でしたが、雨に降られるのが嫌だったのでショートカットしてしまいました。残念！来年こそは・・・と誓う私なのでした。

道中、雨は降ったりやんだりで、幸いなことに降っても小降りでした。それでも、運転は超安全運転です。以前、雨の日に大ゴケしたことがあるので、雨のバイクは怖くて仕方ありません。延々と直線の道が続きましたが、50km/h以上は出さないよう注意して走りました。

九十九里ビーチラインでは豪快な海を眺めながらのツーリングを想像していたのですが、海はほとんど見え～ず・・・ただひたすらまっすぐな道を雨と転倒に怯えながら走り続けました。

外房黒潮ラインに入り勝浦あたりまで来るとようやく海が見えるようになりました。天気は相変わらずですけど・・・

途中、路面が完全なウェットになり跳ね上がる雨水がブーツにかかるようになってきたので、ブーツカバーを装着しました。ブーツの中まで水が沁みるとなかなか乾いてくれません。翌日ブーツを履いた時に中が湿っているととんでもなく気持ち悪いので、ツーリングのときはカッパだけでなくブーツカバーも必携です。
コミネ KOMINE RK-033
ネオレインブーツカバー ロング ブラック M 09-033

お昼過ぎ、鴨川の道の駅オーシャンパークでランチ休憩です。

この日の移動中、唯一撮影した写真がこれ↑なんじゃ？
昼食は昨日セブンで買った菓子パン１個・・・

食事の後、お台場海浜庭園キャンプ場に予約の電話を入れました。心配していた風もそれほど強くはないと聞き一安心です。

ここからは、あと1時間ほどでしょうか・・・。

カッパを着ていると少し暑くなってきましたが、脱いで降られたらたまらないので、我慢して最後まで着ていくことにしました。

結局、その後は雨に降られることなく、お台場海浜庭園キャンプ場に到着です。14時前でした。途中、雨がパラつく中、無事故で来られたのでほんとにホッとしました。

今回のツーリングの最大の目的が、ここ「お台場海浜庭園キャンプ場」です。

ここでキャンプがしたくて千葉までやってきたと言っても過言ではありません。海を臨む絶好のロケーション。こんなキャンプ場は私の行動範囲には他にないのでは・・・と思います。（キャンプ場の詳細については別記事で）

で、「どうせ千葉に行くんだったら房総半島を1周してみよう」ということで犬吠埼まで行くことになり、さらに「どうせなら利根川沿いを・・・」「フェリーもいいな・・・」などと考えていたら、今回のルートになった次第です。

入口で受付を済ませて、憧れのキャンプ場にワクワクしながらYB君で乗り入れます。美人の受付の方によると、今日の宿泊は今のところ自分だけのようです。ラッキー！

「どこに張ろうかな～」と考えながら場内をウロウロするこの時間が結構好きです



場内はフリーサイトで、大雑把に分けると崖を挟んで「高台」と「海辺」に分かれます。海辺の方まで下りてみると磯に釣り師が数人。結構、波しぶきが飛んでいました。

海辺に張るのはちょっと怖いかも・・・

ということで、崖の上の高台に戻ります。場所が場所だけに風が結構吹いているので、貸し別荘の建物や木の柵の風下になるところに張ることにしました。

頼朝!？神奈川県民としては親しみを覚えます。
テントの奥の2階建ての家が貸別荘です。
その左手に水場・トイレ・お風呂があります。テントから近くてグッドでした。


天気はイマイチでしたが、海の眺望は最高です
ほぼ正面が西だったので、天気がよければきれいな夕陽を見ることができたのに・・・残念


洲崎の灯台も見ることが出来ます。（写真は翌朝撮影）


設営後、最寄りの町まで買い出しに行きました。片道20分ほどかかります。ちと遠いかな。千葉では「おどや」というスーパーが強いようです。


おどや海岸店で食材を購入。
バイクで走ったらお寿司がひっくり返ってしまいました。


食べた順番なんですが、
①とてもお腹が減っていたので、炭（オガびん）熾しの間にまずお寿司を食べました
②なかなか炭に着火しないので、次に鶏ちゃんこ鍋をガスコンロで温めて食べました
③それでも炭が熾きないのでしばらく炭と格闘したのち、ようやく最後に焼き肉を食べました


そういえば受付でもらった注意書きに「が多いので、食物をとられないように・・・」と書いてあったのを思い出し、ときどき周囲を見回すと食事中と食後に複数のネコに遠巻きに囲まれていました。たしかにこれは要注意です。

食後にキャンプ場内のお風呂に入りました。お風呂は500円です。自分で浴槽に湯を張って、使い終わったら湯を抜いて軽く洗い流すシステムです。利用者が多い日は時間制になるようですが、この日は貸し切りだったので何時間でも入れます。と言っても30分も入ってられなかったですけど・・・


お風呂外観。海に面した崖の上に建っています。


内観。だいぶ塗装が剥げてはいますが、清潔なお風呂でした。
壁の天井に近い部分は吹き抜けになっているので風がピューピュー吹き込み、体を洗っている間とても寒かったです。湯船に浸かってしまえば露天風呂のようで気持ちいいんですが、これからの季節は要注意


湯船の正面に海ドーン！
私は暗くなってから入ったので何も見え～ず
明るいうちがオススメです。



お風呂から上がると21頃でしたでしょうか・・・
貸し切りなのでテントの中で大きめの音で音楽を聴いたりしながら、のんびりと過ごしました。

このキャンプ場に似合う曲は・・・SALYUのLIGHTHOUSE


或いは・・・桑田佳祐のMASARU ww

夜中になるとピタリと風がやみ、波の音以外はほとんど何も聞こえない静かーな時間が訪れました。完ソロ万歳！


～「3日目」に続く～