くっそ寒い冬でもバイクに乗って出かけるのは、バイクが好きだからではない。
バイクは好きだが、それ以上に寒いのは大っ嫌いだ。
でも、たまには乗らないとバッテリーが・・・つまりは、そういうことだ。
ということで、2週間ぶりにバイクに乗って出かけてきた。
行先は箱根。小涌谷駅近くの千条（ちすじ）の滝への滝ツーだ。紅葉のピークを狙って行くつもりでいたがタイミングを逃した。滝見物のついでに、浅間山と鷹巣山という低山も散策する。
朝9時出発。気温は10℃ぐらい。曇り空から時々陽がさす。
寒い季節にバイクで出かけて山に登るというのは初めてだ。服装選びが難しかった。寒風に晒されながらじっと耐えるバイクと、ちょっと急な坂を登れば汗が噴き出す山歩き・・・。今日は低山ということで、バイク乗車時の「防寒」を優先した。上半身はミレーのアミアミ+もちはだ+ケシュアフリース+コミネ冬用ライジャケの4枚。登山中は当然ライジャケは脱ぎ、防寒用に薄手のダウンとソフトシェルを持って行く。下半身はEXIOの裏起毛タイツ+モンベルカーゴパンツ。カーゴパンツが薄手なので寒風に耐えられるか不安だったが、「ちょっと寒い」程度で済んだ。
宮の下から坂を上がり小涌谷駅前でUターンするように左折し脇道へ入る。300～400mほど急坂を登り「←千条の滝」の小さな看板に従い左折。
10：40頃、金型はこね荘前の空き地に駐輪した。
ネット情報では、この空き地を千条の滝見学用の駐車場と紹介しているサイト（主に個人のブログなど）がいくつかあったが、現地に行くと看板や張り紙などは一切なく、ここが何のためのスペースなのか全く分からなかった（旅行ガイドのようなサイトでは、「千条の滝は近くに駐車場はない」とするものが多い）。この日は空き地横にある電気設備の工事をしていて工事関係者の車両が数台停めてあった。バイクで進入したが特に何も言われなかったので、そのまま駐輪し身支度をして滝見学へと出発した。
駐車場から5分ほど歩くと前方に滝が見えた。
落差は3mほどしかない。横幅は25mぐらい。
水温が高いのか、湯気が上がっていた。さすが、箱根。千条の滝は紅葉の名所であると同時に、7月頃にはゲンジボタルが飛び交うそうだ。
ここから浅間山（804m）と鷹巣山（834m）の低山2座を時計回りに周回する。
まずは浅間山を目指す。
予想はしていたが、もちはだを着ての上りは暑い・・・汗をかかないようゆっくり歩いた。
11：22 浅間山と鷹巣山の分岐。
11：45 宮ノ下と浅間山の分岐
紅葉はとっくにピークを過ぎ、どちらかと言うと冬景色。
前方が開けた。
11：51 浅間山着 山頂は細長く広い。眺望はそれほど良くはないが、空が開けていて天気が良ければ気持ちよさそうだ。この日はあいにくの曇り空であったが3組ほどのハイカーが地面に腰かけランチを取っていた。
東から西へと下る細長く緩い斜面になっている。
一番東端のここが山頂のようだった。ベンチはここ以外にもう一基（細長い山頂の中央あたり）あった。
山頂から西方向の眺望。
続いて鷹巣山を目指す。
浅間山より鷹巣山の方が30mほど標高が高いのに、いったん下る・・・
12：11 千条の滝への分岐。鷹巣山へ登ったら帰りはここまで戻ってきて千条の滝へと下る。
後ろを振り返ると、もう一つ標識が・・・林道？
こんなところに林道が走っているとは思わなかった。
同じ林道の反対方向。車でここまで入ってこれるのだろうか？
鷹巣山へ向かう途中、右手の視界が開けた。奥の一番高い山は金時山だろうか。
前方に結構な急坂があらわれた。これがコースタイム上り15分、下り5分の坂か・・・
足がフカフカするほど大量のモミジの葉っぱが落ちていた。紅葉のピークに来たら見事だっただろうな。
坂を登り切ると、黄金の松が
その先が鷹巣山山頂だった。
12：26 鷹巣山山頂
テーブルが１基あるだけの山頂だった。空は開けているが眺望はあまりない。
黄金の松だけが印象的だった。
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誰もいない山頂で昼食。鷹巣だからというわけではないが、本日の銘柄は「サッポロ一番 和ラー 博多 鶏の水炊き風」。美味し。
食事中、おじさんばかり６～７人ほどのパーティーがやってきて、記念写真の撮影を頼まれたり、1基しかないテーブルで相席したり・・・。カップ麺のスープを飲み干すと急いで片付け山頂をあとにした。
おじさんたちの会話から黄金の松がカラマツであることを知った。
13時過ぎに下山開始。
13：14 千条の滝方面・浅間山方面との分岐
道迷い防止のための柵も設置されていた。
13：33 またまた千条の滝方面・浅間山方面との分岐
13：40 千条の滝に戻ってきた。
今日一日で10組ほどのハイカーを見かけたが、みな自分より年長の人たちだった。この辺りは低山のハイキングコースがいくつもあるので、時間や体力や気分に合わせて楽しめそうだ。
駐車場を14時過ぎに出発。湯本を抜けるまで渋滞で帰宅が16時前。もうすっかり日が傾いていた。
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