いきなり、予定外の寄り道。
9:10 昨日も来たが、昨日より天気が良かったのでまた立ち寄った。今日は雲がないので山の稜線がはっきり見える。そして、昨日聞かれて答えられなかった聖岳・・・おじさん、あれが聖岳でっせ。
地蔵峠を迂回し大鹿村から国道152号線を北上する。国道だと安心していたら、いつしかセンターラインがなくなり道幅も1.5車線~1車線に。これが分杭峠の前後約15kmに渡って続いた。前日からの狭路続きでさすがに「もう勘弁してくれ~」と思いながらのドライブであった。
国道152号線 ストリートビューの画像
そんなドライブをしていると分杭峠に到着。駐車場らしきスペースがあったが入り口の柵が閉まっていて車を停めることができない。そして「シャトルバス折り返し所」と書かれた看板が立っていた。
・・・はて?
・・・さて?
路駐しようにもスペースがないし「路上駐車禁止」の看板があちこちに置いてある。これはもう先に進むしかない。
峠をしばらく下ると道が広くなったあたりに大きな駐車場のようなものが現れた。そして「分杭峠シャトルバス発着所」の看板。どうも分杭峠の見学にはこのシャトルバスを利用しなければならないようだ。どうせ有料なのだろう。それほど興味があったわけでもないので、お金を払ってまで見学しようとは思わない。スルー
しかし帰宅後に気になって調べてみた。
テレビなどでパワースポットとして大きく取り上げられたため、ピーク時には1日1,000人単位の見物客が殺到し、峠周辺は渋滞・路駐が問題となり今のシャトルバス方式になったそうだ。料金は往復650円。マイカーの駐車料は無料。そんなにすごいパワースポットなら見学しておけばよかったか・・・しかしシャトルバスの往復だけで30分は取られるしバスの待ち時間に見学時間を入れると1時間では済みそうにない。本当にパワーが必要になったら、そのときあらためて行ってみよう。陣馬形山からなら1時間だ。
11:45 道の駅 アルプス村で休憩と昼食
とてもアルプスっぽい雰囲気の道の駅。
この雰囲気の中、白いテーブル席に一人腰かけてコンビニのおにぎりに食らいつく勇気はなく・・・
しゃれおつなレストランに一人で入る勇気もお金もなく・・・
車内でおにぎりを齧るのであった。
高遠まで来ると、陣馬形山へ行ったときに通った見覚えのある道に出た。ここまで来ればもうすれ違い困難な狭路もない。
この日第2の目的地である杖突峠に到着。ここはオフラインさんの記事に書いてあった場所だ。たしか喫茶店の店内を抜けて展望台に行くんだったよな・・・。ちょうど飯どきで駐車場も車が多いな・・・スルー
帰宅後調べたところ、現在は喫茶店を通らず展望台に出られるんだとか・・・
ここから見える景色は茅野市街だけじゃなく、八ヶ岳などの山々も見えるんだとか・・・(この日は雲一つない快晴)
信州三景観の一つなんだとか・・・
知ってたらスルーしなかった・・・_| ̄|○
13時頃 西友茅野横内店で買い出し。
13:42 前方に八ヶ岳連峰がハッキリクッキリ見える。登山するなら今日だったか・・・明日もこんな風に晴れてくれ!
13:54 御射鹿池に到着。平日(金曜日)なのに見物客が多い。車は10数台、人は30人ぐらいいただろうか。
自分みたいな素人の写真だと、なんてことはないただのため池。やはり写真とか絵というのは「どこをどう切り取るか」「どう見せるか」が重要なのだろう。
このため池を目の前にして
こんな風に切り取ろうなんてとてもじゃないが自分には思いつかない。そして、この「ある一部」の美しさに惹かれて大勢の人間が実物を見るために遠くから足を運んでくるのだからすごい。
池の敷地内は立入禁止
紅葉の時期にまた見てみたいが、キャンプは寒いか。
こちらの本↓にも載っているらしい。
14:45 麦草峠 最高地点2,127m
麦草峠を走ったのは初めてかも知れない。道幅は狭いし路面の舗装は古いしで、思っていたほど快適なドライブコースではなかった。少なくともメルヘンチックではない。バイクでも走りやすそうな道だとは思えないが、なぜここがツーリングの人気コースなのだろう。不思議だ。
15:00 麦草峠から駒出池方面への分岐
15時過ぎ ようやくキャンプ場にチェックイン。割引券を提示し料金1,500円を支払う。
どうせなら池のほとりに設営したい。しかし、サイトマップを見たら池のほとりで設営できるスペースはごく一部しかないことに気付いた。1号か2号のわずかなスペースだけだ。池の周囲ならどこでも設営できると思っていたのでこれは想定外。1号は駐車場が遠く搬入が大変そうなので2号に行ってみる。2号の特等席にはすでに先客が一組いた。対岸の1号も特等席は一組いて埋まっているのが見えた。
いくら池のほとりがいいといっても、先に来ている人の真横に張るのは気が引ける。困って周囲を見回すと、よさげなスペースがあった!上の図でいうと、2号サイト駐車場と池の間のスペースだ。テントを張るスペースは十分ある。
15:28 もう時間が時間なので早く設営してしまいたかったが、とりあえず応接セットを出して腹ごしらえ。道の駅で食べたおにぎり一つではもたなかった。
設営場所を確保したものの、2号フリーサイトの領域からはみ出ているのが気になった。もしかすると設営してはいけない場所かも知れない。1号フリーサイトにいい場所がないか見に行くことにした。
車に乗り込み1号へ移動。道を間違えたらしく行き止まり・・・ぎりぎりUターンできそうなスペースがあったのでバックでお尻を入れる。ぎり入った。左にハンドルを切り前進。ぎぃーーーー。左後方で嫌な音がした。バックして車を停め被害状況の確認へ向かう。
昨日の方が被害が大きかったので、ショックはもうない。にしても呪われてるかな?
結局1号にもいいスペースはなく、手運びも大変そうなので2号に戻ることにした。管理棟に立ちより「あの場所は設営できますか?」と聞くと「設営はしてもいいけど、雨がたくさん降ると水が流れる場所だから気を付けて」ということだった。今日明日の天気予報なら大丈夫だろう。
16:26 ということで、ようやく設営完了。
翌朝撮影 日当たり良好。
車まで徒歩10歩
いい場所に設営できてよかった。
ヤッホーの湯まで行って帰ってくると18時を回ってしまいそうなので、風呂はキャンプ場のコインシャワーで済ませた。
ということで、本日の走行距離は170.7km(2日計で525.5km)。
17:40 夕食スタート 本日のメニューはかつおのたたき、おでん、焼きなす、うどん
おでんはあまり好きではないのでこれまで敬遠していたが、キャンプめしにはいいかも知れない。というか、いい。調理も片付けも楽ちんだし、何しろ安い。今後、登場機会が増えそうだ。この日は炭も使わず、超手抜きめしとなった。
18:36で18.9℃(テント外)。20:26で20.4℃(テント内)。昨日のしらびそ高原より標高で600m低いこともあり、全然寒く感じなかった。シュラフの中では暑いほどだった。
この日2号サイト利用者は4組だったが、とても静かでいい雰囲気だった。1号サイトの方から聞こえる勢いよく流れる川の音が雑音を消してくれているのだろうか。自分もこの夜は音楽は自粛した。電波がばっちり入るので横になってスマホをいじっていたらいつの間にか眠ったようだった。
寒く感じないせいか夜中トイレに行くこともなかった。昨夜しらびそ高原で首が痛くなるまで星を眺めたので、この夜はテントから出て夜空を見上げることすらしなかった。3時か4時ごろに目が覚めてからも外が明るくなるまではテントの中にいた。
5:06 17.7℃(テント内) そろそろ活動開始。
駒出池キャンプ場のチェックアウト時間は10時。これは結構プレッシャーになる。結露でフライシートが表も裏もビショビショなので乾くのにだいぶ時間がかかる。それを見越して朝日の当たりそうな場所に設営しているが、曇りだとどうにもならない。朝から雑巾でフライシートの水滴を拭き取る働き者のソロキャンパー。
5:31 太陽が出てきてくれた。
5:34
5:36 おいおい二つも出てきてくれたぞ!
5:37 先生、sunに複数形はないって言ったよね?
5:41 「太陽がいっぱい」は言い過ぎだけどさ。
5:55 早めに簡単に朝食を済ませた。6時で15.3℃。
テントが乾くのを待つ間に場内視察。3号、4号のフリーサイトは朝霧ジャンボリーのような印象。50以上あるオートキャンプサイトは場所によってピンキリだが値段はみな同じ・・・か。
1号サイトに行くと、真っ赤なテント(自分の)が水面にきれいに映りこんでいるのが見えたので嬉しくなっていろんなアングルから撮影会。ただ、カメラが予備機とスマホだったのが残念。
サイトに戻るとテントもいい感じに乾いており、撤収作業もラストスパート。
と、ここで家族連れが「ここ空きますか?」と。あれ、もうチェックイン?なんとフリーサイトは8:30からチェックイン可能だった。この次は自分も早く来よう。
9:46 撤収完了。間に合った
駒出池キャンプ場、とても居心地の良いキャンプ場だった。また来たい。
さて、いよいよ今日は八ヶ岳プチ登山だ。
麦草ヒュッテ(2,127m)から丸山(2,329m)-高見石小屋(2,270m)-白駒池(2,115m)と約2時間半のコースを歩く。そして、そのあと下道で神奈川まで帰るのだ。
~「その2」に続く(現在作成中)~
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